銀行に借金をさせてアパートを建てまくる一方で、すでに建てたオーナーに対しては、客付けは不熱心で、挙句には家賃の引き下げを求めてくるやり方に不信を抱いている。 信用していましたから」とAさんはいう。
11営業時間は10:00~18:00で、定休日は毎週火曜日・水曜日 (夏季休暇、冬季休暇あり)となっています。
機械をどう処分するか。
「30年一括借り上げ」 「借り上げ賃料長期固定」 「原状回復費負担なし」 「修繕費負担なし」 東証一部上場企業の良いイメージも加わって、Aさんの目に大東建託は信用できる会社に映った。
3億円の見積もりは、やがて2億5000万円に圧縮された。 私にとって、大東は希望でした」 Aさんが所有する大東建託のアパート。 最初に建てた5棟が「大規模修繕」の時期を迎えた。
借金は3億円ほどに減っていた。
修繕をやらないと「客付け」「家賃保証」はでない、という契約だった。 製材所の整理に追われるAさんに、契約内容を詳細に検討するゆとりはなかった。 応じないと客付けしない、家賃保証も払えないと言われ、泣く泣く応じた。
14老舗の材木製材業としてAさんが手がけてきたのは伝統的な日本建築だった。
これで苦境から脱出できる。
あまりにも悔しいので、納得したわけでない旨赤い蛍光ペンで書き込んだ。 すぐに部屋は埋まる。
1アパート経営はできない。
在庫をどうさばくかとか、従業員をどう整理するか。 当時、Aさんは家業の木材製材業が経営不信に陥り、苦しんでいた。
10創業100年を超す老舗だったが、もはや限界だった。
大東の子会社と「一括借り上げ」契約もした。 毎月100万円から200万円の赤字が生まれる。
15自分で選んだ道でありながら、Aさんは複雑な気持ちに駆られた。
10年ごとに壁や屋根などを直さなければならない。