何より生徒たちのおびえたような表情に違和感を覚えるイノ。 そんな怪物がドス黒い欲望と悪意を向けてきた時に子供はどうなるのか。
「現実はフィクションよりさらにフィクションのようなことが沢山起こっていると思う」と語るのは、本作でメガホンを握った韓国の気鋭、ファン・ドンヒョク監督。
映像は撮り方次第で全然違う印象を与えることができます。 (朝鮮語)• 性的虐待を告発することになる主人公のイノは、妻と死別し、病弱な娘ソリを母に預けて単身赴任していて、学校の行政室長から教職を得るには5000万ウォン(現在のレートでは約350万円)の寄付が必要といわれてそれを母に頼み、家を売ってその金を用意した母から、教職を金で売るようなところだからろくなところじゃないことはわかっている、善悪がわからなくて言ってるんじゃない、娘のことを第一に考えて動けと深入りしないように制止されて悩み、学校を解雇されたあげくに恩師から呼び出されてそこに校長らの弁護士が同席してソウルでの教職を約束した上でのヨンドゥとの示談あっせんを求められ、という具合に困り悩みながら、しかし、今この子たちの手を離したらソリにとっていい父親になれる自信がないと語り、告発の道を決断していきます。
13ドンヒョク監督に、映画化した動機から聞いてみた。
国をも動かした、あまりにもむごい真実の物語に戦慄する。
) それと比べて、男性リーダー達に顕著な政治理念は人々の命では全くないという事が、最近更に明らかである。 この事件で被害者自身に告訴能力が認められずに親だけが告訴していたのなら親が示談して本人が拒否しても告訴取り下げというパターンは考えられますが、作品の流れからすると、親が告訴したということは考えにくいところです。
恩師の紹介で霧の街ムジン(霧津)の聴覚障害者施設に赴任した美術教師カン・イノ(コン・ユ)は、ある夕方聞こえてきたうめき声を追ってたどり着いた女子トイレの前で警備員からここは女子トイレだから入ってはいけない、ここの生徒は普通の子ではない退屈するとトイレで叫ぶんだと言われ、制止される。
ABEMAの深夜映画でやっているのを知り、酔った勢いで、見るなら今しかない、と思って見た。 他にも 別の男子生徒が肌の色が変わるほど、殴られ、顔が腫れ て いる姿を職員室で見たり、女子トイレから悲鳴が聞こえたりと普通の学校では、信じられない物ばかりを目にする。 このトガニですが、私も以前友人達と一本ずつ持ち寄って鑑賞会なんかした時に選んだ思い出のある映画です。
2赴任した学校は、どこか異様な雰囲気に包まれていた。
トガニの事件の実際の加害者・関与者たちの写真は下記の通りです。
信じられないような実話から生まれる映画があるならば、映画から生まれるストーリーもまたある。 今回の判決は検察が求刑した懲役7年よりも5年重い刑である。 今回の判決に対し、『トガニ 幼き瞳の告発』の原作者コン・ジヨンは自身のツイッターで「犯した罪 の極悪さ を考えると懲役12年では足りないくらいだが、求刑よりも重い刑になってありがたい」とコメント。
11奇しくも同日に劇場公開を迎える『トガニ 幼き瞳の告発』と『あの日 あの時 愛の記憶』。
。 権力やお金に屈する大人のクズさよ。 たとえば、トイレに押し込められ、校長から暴行を受けるシーンでは、『このおじさんが今から君の腕をぎゅっと握るから、あなたは力の限り叫び、体をバタバタさせてね』とお願いする感じです。
12ちなみにトガニの意味を調べてみました。
「正義も救いも力を持たなければ手に入れられない」 そう突きつけられているような気がします。
そして2011年に公開され、その年の終わりにはトガニ法という法律ができた。